聖と濁の循環・パシュパティナート
チベット仏教徒の聖地・ボダナートへ出かける前に、
ヒンドゥー教の聖地でもあり、世界遺産でもある、
パシュパティナートを訪ねました。
パシュパティナートやボダナートに限らず、
カトマンズの街中には、のら犬やのら牛(!)がたくさんいて、
しかも、の~んびり車道に寝ていたり、歩いていたりして、
もうビックリ(笑)
しかも、その鼻先を人や車やバイクがかすめるように通るのに
起きやしない(笑)
それだけ、安心してるんだな~
人からいじめられてないんだな~
人との間に信頼関係があるんだな~♪
この子は、パシュパティナートに入場するチケット売り場にいた牛くん。
あ、パシュパティナートはヒンドゥー教徒しか入れない場所があります。
それ以外の人は、ぐるっとまわりをまわります。
天と地の間で
ちょうど寺院を見下ろす丘を歩いていた時、
川のほとりで煙が上がりました。
どなたかがお亡くなりになって、
火葬されているのだそう。
悲しみが伝わってきます。
が、同時に悠久の安らぎも感じられます。
このパシュパティナートを流れるバグマティ川は、
遠くインドのガンジス川につながっていて、
焼かれた遺体は川に流されます。
こうやって、天と地とに、人は還っていくのだなぁ・・・
と、実感してしまいました(笑)
ふと足元を見れば牛くんたちの落とし物があり(笑)
道行く人はそれを避けはするけど、気にすることもなく、
それもまた自然と地に還る。
シンギングボウルを鳴らしていると、
ときたま「浄化」という概念に取りつかれたように(笑)
ものすごーく気にしている方にもお会いするのだけど・・・
浄化って、何を?
生きていること、そのものが聖であり濁であるのなら、
生きていること、それだけで、あなたもわたしも浄化されているのでは?
ここでは、聖も濁も、全部が一緒になって
めぐりめぐっている気がしました。
あ、パシュパティナートには猿もいます。
食べ物を持っていると襲われますから
ご注意ください☆
お待たせしました、次は、いよいよボダナートです~^^
シンギングボウル・インストラクター 奥沢侑生(おくさわゆきお)
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