岐路に立つ、わたしたち。
今までの価値観がひっくり返る、んじゃないかな、
たぶん。
世界を代表する知性へのインタビュー
Eテレの特集番組
「緊急対談 パンデミックが変える世界~海外の知性が語る展望~」を見ました。
世界を代表するような、3人のオピニオン・リーダー。
アメリカの政治学者、イアン・ブレマーさん、
イスラエルの歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリさん、
フランスの経済学者、ジャック・アタリさんに
NHKのキャスター、道傳愛子さんが
このコロナ・パンデミックについて緊急インタビューしてた。
過去にも、たとえば、9.11やリーマンショックなど、
いろいろな「世界危機」があったけど、
その時は、アメリカがリーダーシップをとって、
たくさんの国が協力し、乗り越えてきた。
でも、このパンデミックについては、
中国がマスクや医療団体の派遣を行っているけど、
全世界がまとまるような動きが見られない。
リーダーシップを取るような国が現れない。
各国が孤立して、奮闘してる。
協力しあうべきなのに。
その中で「いまは緊急事態だから!」って
独裁政権を樹立させちゃう危険性もある。
そして、この緊急事態は終息宣言が出しにくい。
ウィルスを撲滅することはできないからね。
独裁を許さないためには、
わたしたち市民が、政府を「監視」することも大事。
民主主義のチェック&バランスを機能させること。
コロナのニュースの裏側で、
国会は何を行おうとしているのか、
コロナ関連以外に、どんな法案を通そうとしているのか。
そっちが大事。
国家と国民の理想的な関係は、
国家は科学者や専門家を信頼し、
正確な情報を包み隠さず、国民に公開するし、
国民は利他的な行動をとるような関係。
(コロナ対策がうまくいっている国は、
政府と国民のコミュニケケーションが取れていて、
お互いに信頼しあってるよね。
そして、そういった国の多くが、
トップが女性・・・笑)
トイレに監視カメラを設置して、
手を洗わないヤツを罰するのではなく、
ウィルスの正確な情報と手洗いの効果を報道し、
他者に感染させないことが、自分を守る、
という行動につなげること。
きっと、わたしたちは、
このパンデミックを乗り越えられる。
なぜなら、過去にも同じような世界危機を
乗り越えて来ることができたのだから。
そして、乗り越えた後の世界は、
「命の産業」が大切になってくる。
命に係わる産業。
たとえば、医療、食品、教育、文化、AI、デジタル・・・
その新しい世界は、
孤立して閉じこもり、監視され、搾取される世界なのか、
透明性の高い情報を信頼して、共有し、
利他的な行動をとる世界なのか。
後から振り返ったら
「このコロナがきっかけだったよね」
「よかったよね」
と言える世界にできるかどうか。
いまが岐路かも。
番組を要約すると、
こんな内容、だったような?(笑)
価値の大逆転がはじまる
いまが岐路、いまが転換期、っていうのは
強く感じるよね。
この動画、見てみて。
今までのわたしたちは、アクティブであることに価値を置いてた。
元気であること、ポジティブであること、
強いこと、大きいこと、早いこと、多いこと、
よく動くこと、
寝ないこと、休まないこと、
たくさん獲得すること。
交感神経優位な状態が、ずーっと続くこと。
興奮状態で、ずーっといること。
それを「元気」「健康」と呼んでいた。
でも、それは不自然なんだ。
その結果として、いまストップがかかっている気がする。
もうここから先には行けないよ、と。
そうとしか思えない。
これからは、パッシブでいる時間を大切にする流れになるかもしれない。
いや、なってほしい。
休むこと、動かないこと、
瞑想すること、
からだの声を聴くこと、
家族や大切な人と一緒にいること、
深呼吸できる環境を整えること。
以前は、ひと握りの人しか気づいていなかった。
いや、気づいてはいたけど、
多くの人はそれを実践する環境になかった。
副交感神経優位な・パッシブな時間、受容する時間、陰の時間を、
交感神経優位な・アクティブな時間、行動する時間、陽の時間と
同じくらいの長さにすること。
それを「中庸」と言います。
中庸であることが、本当の健康、本当のすこやかさ。
いまは、興奮状態がずっと続いていた神経を鎮静化させ、
自分に集中する時間を大切にする時間。
極陰の時間。
おうちにいて、静かに過ごす時間。
自分を休ませ、整える時間。
そのために、シンギングボウルはお役に立てる、と思う。
大いに役立つ、と思う。
ソーシャル・ディスタンスと言われているけれど
いまは
ソーシャル・ディスタンスとか
オンラインとかリモートとか
人と人を引き離す方向を
選ばざるを得ない状況だけど、
それはやっぱり「人間的」ではないよね。
や、いまでの世界だって、
人間的かと問われれば、人間的じゃなかったけど(笑)
ソーシャル・ディスタンスなんて、
野生の動物に言わせたら、当たり前の距離なんじゃない?(笑)
2mでしょ?
手と手と広げて、ぶつからない距離のことでしょ。
それをいままでは「パーソナルスペース」と呼んでいたんだよ。
万が一、攻撃されても、
すぐに怪我にはつながらない距離、対処できる距離。
自分が安心できる距離。
それを侵害されながら、
「いや、でも、しょうがないから」って
自分の中の野生=自然を黙らせて、
麻痺させて生活してきたんだよ。
だから、いままでも、
大いに「不自然」だったんだけど(笑)
だから、いま
「自然」って何?
「生きる」って何?
「人間」って何?
「私」って何?
って問われているんだと思う。
この「分断」の時期を経ることで、
自然と心地よい距離に、人間的な距離感に
社会全体が落ち着く時が来るんじゃなかろうか。
この「分断」の時期を経ることで、
自分が許可した以外の人が、パーソナルスペースに入ることを
NG!と言える社会に変わるんじゃないだろうか。
この「分断」の時期を経ることで、
自分が大切に思う人と会える時間、一緒に過ごせることを
宝物だと思う社会に変わるんじゃないだろうか。
いままで陽に傾き切ってた社会が、
ここで陰に大きくふり切って、
やがて中庸になっていくんじゃなかろうか。
シンギングボウルはオンラインで伝わるか?
オンラインやリモートで、できることとできないこと、
ネットが得意なことと不得意なことも、
やがて明確になるんだろう。
オンラインが不得意なことの1つに、
五感を刺激するってのがあると思うの。
そして、個人的には、これからは、
この五感を刺激することがテーマになってくるんじゃないかな、
と思ってます。
オンラインでは、視覚と、聴覚の一部分しか刺激されない。
何度も挑戦して、何度も失敗してるけど、
やっぱりシンギングボウルの倍音や響き(震え)の凄さは
オンラインでは伝えられないんだよね。
触覚、嗅覚、味覚。
一緒にいる体温、間合い、肌触り、空気感。
無音という、何もない時間。
それらも全部ひっくるめて、シンギングボウルの魅力だから。
それらは、やっぱりライブでしか伝わらない。
どうにもこうにも。
いや、それでも伝わるものはある、
と信じることもできる。
それを見つけるために、
いまわたしは試行錯誤している。
でも、それとは別に、視覚と、コンピュータの合成音でOK、とする生活や社会は、
やっぱり人間的じゃないだろうよね。
ちょっと眉唾な話になるけど(笑)
わたしたちは生まれる前に、
魂のふるさとって呼ばれるところにいて、
みんな融合していたんだって。
でも、それだと、痛みや不安や悲しみを感じることができないから、
それを感じる相手を理解することができない。
なので、あえて肉体という制限を選んで、
この世に生まれてきているんだって。
肉体で感じること。
それを体験し尽くすために、わたしたちは生まれてきた。
ああ、だから、赤ちゃんは手や足をばたつかせ、指をしゃぶるのね。
肉体を持っていることを味わいたいのね。
だから、小さな子供は大きな金切り声を出すのね。
声を出す、そのこと自体が楽しいのね。
だから、ひとを好きになるのね。
なぜわたしじゃダメなんだろうって、恋に悩むのね(笑)
なんだか、話しがまとまらなくなってきたけど(笑)
なんかさ、
コロナちゃんが過ぎ去った後には
より「人間的」な世界になっているといいな~、
そうならない限りは、コロナちゃんは過ぎ去らないだろうな~、
じゃあ、いま、わたしができることは何かな~、
と考えてマス。
シンギングボウル・インストラクター 奥沢侑生(おくさわゆきお)
シンギングボウル体験会について
首都圏の緊急事態宣言を受けまして、
2020年5月6日(水)まで、
対面でのイベントをお休みしています。
お手数ですが、
体験会の最新情報はこちらをチェックしてくださいませ。
シンギングボウルの販売について
ただいまシンギングボウルやティンシャの試聴を
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