シンギングボウルのふるさとを訪ねて ダラムサラ編(10)観音さまに呼ばれて

ダラムサラ旅行記(10)

旅もいよいよ終わりに近づき、
最終目的地のツォペマへ。

目次

グル・リンポチェが修行した聖地、ツォペマ

って、言われても(笑)
そもそも、グル・リンポチェって、誰?(笑)

グル・リンポチェ

覚えてる? ツクラカン堂にいましたよ~(笑)

むかし、むかし。
8世紀ころのチベットの王さま、ティソン・デツェン王は、仏教を国の教えとして広めようと、
インドのナーランダ大僧院から、高僧・シャーンタラクシタを招きましたが、
土着の神さまたちがとても抵抗したため、
シャーンタラクシタは、これを従わせるのは大変だ、と思い、
伝説の大行者・パドマサンバヴァを呼びました。
このパドマサンバヴァの別名が、グル・リンポチェ。

さて、このグル・リンポチェ。
このツォペマの洞窟で修行をしていたそうで、
瞑想をしていたという洞窟には、彼の肩の形に岩が溶けたとか、
足の形が岩に残っているとか(驚)

ところで、ツォペマの隣町・マンディってところには、王さまがいて、
その娘のマンダラヴァ姫が、グル・リンポチェに帰依しちゃうのね。
(マンダラヴァ姫が修行したっていう洞窟も、ツォペマに残っている)

で、王さまが怒って、姫とグル・リンポチェを捕まえて、
火あぶりの刑にしちゃったんだって。

そしたら、グル・リンポチェの法力で、
わーっと水が湧いたんだか降ってきたんだかして、
火刑の場所が、湖になっちゃって、
姫もグル・リンポチェも無事だったそうで、

王さまも腰を抜かして(笑)
グル・リンポチェに帰依しちゃったんだとか。

その湖が、ここ、ツォペマ。

丘の上に、大きな金色のグル・リンポチェ像が建っていて、
いまでも湖を見下ろしている。

丘の上の尼僧院

というわけで、グル・リンポチェが修行したと言われる洞窟へ、Go!

入口は、小さな門。
鐘の音が響く。

山道を登っていくと、
足元の岩には真言が彫られ、
頭上には、青空にタルチョ(祈り旗)がはためいている。
なんて氣持ちがいい場所なんだろう。

あちこちに小さな小屋が点在していて、
どうやら瞑想する小屋らしい。

いや、もう、ずーっとここにいたい。
ここにいて、ひがな1日、瞑想してたい。

グル・リンポチェが修行したという洞穴。

中に入ると・・・

ん? あれ? ふわっとからだが揺られる場所がある。
次元が変わる感じ。

直子さんに伝えたら、
「結界が張ってあるのかもしれませんね~」って。

そのあたりの岩に額をつけると、
ちょうどピッタリのくぼみがあり(笑)
百会のあたりが押されて、氣持ちがいい(笑)

もしグル・リンポチェのパワーがまだ残っているなら、と思って、
「頭よくなりますように」って祈ってみた(笑)

いつも天氣や氣圧が変わる時、満月の時なんかに、
軽い頭痛に悩まされ、頭がボンヤリとしてしまうので、
頭痛が去って、思考が明晰になりますように。
ものごとがクリアに見え、考えられますように。
そうしてつかんだ結果を、みなの幸せのために使えますように。

バターで作られた燈明を捧げ、さらに頂上の祈り堂を目指す。

グル・リンポチェの足跡が残っている岩、
グル・リンポチェの肩の後が残っている岩、

こんな高い位置に足跡があるんだよ?
グル・リンポチェ、どんだけ足長いんだ(←違う・笑)

風に吹かれながら、歩く。

この祈り堂を守っているのは、尼僧さまたち。
以前はお坊さまもいたそうだけど、
いまは尼僧さまたちだけなんだって。

祈り堂に到着。
明るくて、静か。

ご本尊は、お釈迦さまとグル・リンポチェ、


そして、千手観音さまもいた!(笑)

お天氣がよかった、というのもあるかもしれないけど、
わたし、ここ、好きだな~・・・

ひがな1日、ここでお経あげてたいな~・・・

まぁ、実際にやったら、
3日で飽きるんだろうけど(←罰当たり)

金色のグル・リンポチェ像とマンダラヴァ姫の洞窟

ぼちぼちと降りてきて、
この街の象徴でもある、巨大なグル・リンポチェ像へ。

後ろ姿は、鎌倉の大仏さんみたいだけど(笑)

近くで見ると、巨大(笑)

さらに、「え?ここ?」っていうくらいせまーい路地を降りて、
マンダラヴァ姫が修行したっていう洞窟にも。

この洞窟、アパートの奥にあるのね(笑)
いや、個人で観光に来てたら、絶対わかんないよ(笑)

姫が瞑想してたっていう、岩のくぼみに背中を預けてみたら、
あら、ちょっと、後ろから抱きとめられてる感じ?
岩だけど、やさしくて、冷たさを感じない。
不思議。

千手観音が呼んでいる

さて、いよいよ下界に降りてきて(笑)
まずはカフェでひと息(笑)

もう、ケーキがおいしいったら(笑)

そして、湖畔を散歩しながら(1周20分くらいの小さな湖)
ホテルに向かう。

そしたら、道の先に、お寺さんを発見。
どうやらいま儀式(プジャ)をやっているみたい。

入っていいのか、入口でモジモジしていたら、
地元のおじさんが、入れ入れと背中を押してきた(笑)

「フォト、オーケー?」と聞いても、
「ヤーヤー」と言って手を振るばかり。

おじさんについて行くようにして、堂内に入り、
隅っこの席に座る。

おじさんがご本尊に礼拝して、出て行ってしまったのをきっかけに、
わたしたちもご本尊にご挨拶。

と思ったら、ここにも千手観音さまが・・・!

実は、一緒に行った旦那くん、子年でして、
守り本尊が千手観音さまなんだよね。

これはもう、千手さまに呼ばれたとしか思えない(笑)

直子さんに教わった礼拝をくり返して、
氣持ちばかりのお布施をして、
お堂を出ました。

さて、この後、荷造りして、マンディまでタクシー、
その後は長距離バスで、一氣にデリーまで戻りますよ~!

ついに最終章です、ダラムサラ編(11)「旅の終わりはいつも

シンギングボウルのふるさとを訪ねて ダラムサラ編
(1)いざ、インドへ!
(2)ダラムサラへの道
(3)リンポチェのお話
(4)ツクラカン・コンプレックス
(5)ここがメンツィーカン!
(6)金の種
(7)チベタン・アート
(8)修行と瞑想とシンギングボウル
(9)苦難の先に
(10)観音さまに呼ばれて
(11)旅の終わりはいつも

シンギングボウルのルーツを訪ねて ネパール編はこちら





プロフィール

シンギングボウル・インストラクター 奥沢侑生(おくさわゆきお)

まずはちょっと試したい・・・
シンギングボウル体験会やってます

体験会の最新情報はこちらをチェックしてね♪

シンギングボウルの販売について

はじめてシンギングボウルを購入するなら
こちらのページを読んでから♪

オンラインショップあとりえろっか

オンラインショップやってます

———————– + ———————–

お問合せはこちらから、お気軽にどうぞ♪♪

———————– + ———————–

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次