魂から揺さぶられた法要も終わり、
次の目的地へ。
ノルブリンカ伝統工芸院
次の目的地は、ダラムサラからちょっと離れた「ノルブリンカ伝統工芸院」。
またまた、がたがた道を、タクシーで降りていきます(涙)
ノルブリンカ伝統工芸院は、チベットの芸術と文化を保存・継承していくための施設で、
仏像を作る彫像制作やタンカ(仏画)など、さまざまなチベットの伝統工芸を
実際に作っているところを見学&購入できます。
この施設をデザインしたのは、日本人の中原一博さん。
日本庭園っぽさもあり、アジアンな雰囲氣もあり、チベット風でもあり・・・

ご本堂

内部も華やか

扉の取っ手にカタが結んである。「神聖な場所」という意味、たぶん。

庭園にあった仏塔もアートっぽい
タンカのクラスを見学することができました。


タンカに使われる顔料は天然の鉱物などを使って作られていて、
オリジナルの仏画とそっくりに描いていきます。
自分なりのアレンジとかは許されません。
でも、単なるコピーでもいけません。
描いた1本の線が、生きていなければなりません。
なぜなら、できあがったタンカは仏さまそのものだから。
そのため、1枚の絵が完成するのに最低でも3カ月、
大きいタンカになると約1年かけて完成させるとのこと。
タンカ絵師として活動するには何年もの修業が必要なんですね。

庭園内のマニ車

マニ車の壁にこんな絵が。
悟りへの道。煩悩の象徴である象がだんだん白くなっていく。

反対側の壁に描かれていたのは、六道輪廻の図。
卒業生が描いたのかなぁ・・・
ちなみに、こちらのショップで販売している品々は、
そんなにお安くないです。
お土産品というより、工芸品、作家作品。
それでも、購入行動は応援行動。
応援の氣持ちで1品購入。
満足です(笑)
さくらカフェでランチタイム
話は前後しますが、
ノルブリンカ伝統工芸院を訪れる前に、
さくらカフェでお昼ごはんを食べました。
さくらカフェは、日本人のタカエさんがオーナー。

チキンかつが、さくさくでおいしい♪
なんでも、インド人はクリスピーなものがお好きらしく(笑)
お店の人氣メニューなんだとか。
このあたりは、マクロードガンジと違って、
静かで牧歌的な雰囲氣。

ようやく青空が見えてきた
そして・・・、
ここで、ひと息ついた後、
ものすごーい試練が待っていることに、
この時のわたしたちはまだ氣づいていなかった・・・!(笑)
と、その前に、ダラムサラ編(8)「修行と瞑想とシンギングボウル」をどうぞ。
シンギングボウルのふるさとを訪ねて ダラムサラ編
(1)いざ、インドへ!
(2)ダラムサラへの道
(3)リンポチェのお話
(4)ツクラカン・コンプレックス
(5)ここがメンツィーカン!
(6)金の種
(7)チベタン・アート
(8)修行と瞑想とシンギングボウル
(9)苦難の先に
(10)観音さまに呼ばれて
(11)旅の終わりはいつも
シンギングボウルのルーツを訪ねて ネパール編はこちら


