シンギングボウルのふるさとを訪ねて ダラムサラ編(4)ツクラカン・コンプレックス

ダラムサラ旅行記(4)

ツアー3日目。
この日は、ダライ・ラマ法王との謁見が予定されていて、
6月にはその謁見許可も取れていたんだけど、

ここ数日、ダラムサラは雨で、氣温が下がり(最高氣温13℃!)
法王さまがお風邪を召されて、
謁見はキャンセルになってしまったの。

法王さまも90歳だしね、
何よりすこやかでいらっしゃることが大事だものね、
と、ツアー一同あきらめていたんだけど・・・

目次

ツクラカン堂で

この日、満月。
中秋の名月で、天赦日で、一粒万倍日という、
今年一番の大吉日。

マクロードガンジは、あいにくの雨。
肌寒い1日です。

ダライ・ラマ法王がいらっしゃるツクラカン・コンプレックスでは、
新月と満月の日に、僧侶たちが戒律を改める「ソジョン(布薩)」が行われていて、
それが終わるまでは、僧侶以外の者は、お堂には入れない。

次々と、僧侶たちがお堂に入っていく中、
わたしたちは広場で、直子さんから、貴重なお話を聴く。

このツアーの通訳とガイドを担当してくださった、デチェン直子さんは、
千葉県のご出身で、1999年初渡印。
ご縁に導かれて仏教を勉強することになり、
2003年からダラムサラ仏教論理大学を聴講され、2016年全科目履修終了。
いまは、インドと日本を行ったり来たりしながら、
ガイドや通訳として活躍されています。
幅広い仏教の知識と、丁寧な説明で、
ダライ・ラマ法王の通訳もされたことがあるんですよ(驚)

ちなみに、デ チェン(bde chen)は、
チベット語で「大いなる安楽」を意味している、とのこと。
すてき、直子さんにぴったり♪

こちらは、ダライラマ・パレス。
わたしたちが待ってる広場をはさんで、ツクラカン堂と向かい合わせ。

なんやようわかりまへんけど、記念撮影してもらいました(笑)

そうこうしているうちに、ソジョンが終わって、
ツクラカン堂へ。

ツクラカン堂のご本尊は、お釈迦さま。

その横に、千手観音さまと、グル・リンポチェの像も。
ちなみに、ツクラカン堂内は、写真撮影OKの太っ腹(笑)

千手観音さま

グル・リンポチェ(パドマサンバヴァ)
チベットに仏教が伝えられた時代の大行者

そして、お釈迦さまの前に、法王さまの椅子があり、
これって、法王さまの言葉=お釈迦さまの言葉を聴くって構図よね♪

直子さんから、チベット式の礼拝を教えていただきました。

カタ(白い布)を捧げ、100ルピーほどをお布施します。
そして、手を合わせるんですけど、両手を合わせて、
合わせた手のひらの中に、親指を入れるのがチベット式。
手のひらの間に空間を作ります(空性)。
次に、頭頂部(経穴でいうと百会のあたり)で手を合わせ、
仏頂を授かれるように祈ります。
そして、額(行動)、喉(言葉)、胸(こころ)に手を合わせ、
膝まづき、手のひらを床につけ、額も床につけます。
足裏・手のひら・額、の5か所が地についているように。

また、法王さまの椅子や仏像の台座などに、額をつけて、
祈りを捧げたり、パワーを分けていただいたりもします。

古代インドでは、尊者の足下にひざまずき、
頭の先を地に付け、両手で相手の足先を手に取り額に接触させることが
最高の敬礼方法とされていたんだそうで、
仏教においても、仏の両足に頭をつける礼拝があり、
これを仏足頂礼(ぶっそくちょうらい)というそうな。

でね。
法王さまの椅子の後ろ、お釈迦さまの台座に、
額をつけてみたところ・・・

なんか、

さわさわさわ~・・・って、

足をやさしく撫でられる氣がしたのよ。

ん?
氣のせいか?と思って、
何度か試してみたんだけど、
何回やっても、さわさわさわ~・・・とする(笑)

なんだろう?と思って、
直子さんに話したら、

「ゆきおさんが額をつけた場所、
 法王さまも額を当てられる場所ですよ」

って(驚)

なんか、すごいパワーが注入されたっぽい~!(笑)

カーラチャクラ堂で

お次は、お隣りのカーラチャクラ堂へ、

と思ったら、

まだソジョンが続いていて、
入堂かなわず。

「明日、時間があったら、またお詣りしましょう」

というわけで、
この日はあきらめたんですが、
これが、後日、すごいご縁を引き寄せるのです・・・!

マクロードガンジ、街歩き

さて。
午後は、ツアーから離れて、街歩き。

時差ぼけなのか、
ようやく秋らしくなった日本から、真夏のデリー、
そして、肌寒いダラムサラ・・・と、
寒暖差に振り回されているためか、
はたまた、強烈な満月パワーを浴びているせいか・・・

頭がふらふらするので、
1時間ほど街歩きして、ホテルで休憩させてもらいました。

街歩きの目的は、もちろん、シンギングボウル(笑)

あっちにもこっちにも、店頭で売っている。
そして、ネパールに比べて、圧倒的にマシンメイドは少ない。

何件か飛び込んでみたけど、
お値段もそこそこ、そんなにお安くはないなぁ・・・

シンギングボウルの専門店があるっていうわけではなくて、
お土産物屋さんがついでに扱っている感じ。

「これ!」と思うようなシンギングボウルは見当たらず・・・

ツアーコンダクターのロサンさんの甥っ子さん、ソナムさんが
通訳兼ボディーガードとして、付き添ってくれたんだけど、
長時間つきあわせるのも、こころ苦しくて(笑)

結局、飛び込んだお店で、試しに1つ購入してみた。

ダラムサラの地形を考えると、ここに工房があるとは考えられない。
そして、細工物はネパールの方がきれい、という話を聴くに、
たぶんネパールで作られているシンギングボウルなんじゃないかなぁ・・・

ちなみに、シンギングボウルの側面に彫られている文字。
「パーリー語だよ」
「意味はわからない」
って、お店の方~!調べようよ~!(笑)

お次は、ダラムサラ編(5)「ここがメンツィーカン!」です。

シンギングボウルのふるさとを訪ねて ダラムサラ編
(1)いざ、インドへ!
(2)ダラムサラへの道
(3)リンポチェのお話
(4)ツクラカン・コンプレックス
(5)ここがメンツィーカン!
(6)金の種
(7)チベタン・アート
(8)修行と瞑想とシンギングボウル
(9)苦難の先に
(10)観音さまに呼ばれて
(11)旅の終わりはいつも

シンギングボウルのルーツを訪ねて ネパール編はこちら






プロフィール

シンギングボウル・インストラクター 奥沢侑生(おくさわゆきお)

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