シンギングボウルのふるさとを訪ねて ダラムサラ編(3)リンポチェのお話

ダラムサラ旅行記(3)

ダラムサラの中心を担う、ツクラカン・コンプレックス。

法王さまがいらっしゃる「ダライラマ・パレス」と、
2つのお寺、「ツクラカン堂」「カーラチャクラ堂」。
そして、チベット僧たちが仏教を学ぶナムギャル僧院。

それらが、マクロードガンジの南側にまとまっている。

目次

ナムギャル僧院院長・トムト リンポチェからお話を伺う

ガイドの直子さんに連れられて、
ナムギャル僧院を訪問。

なんと、僧院長のトムト・リンポチェ(Ven. Thamthog Rinpoche)のお話を
ナムギャル僧院内のライブラリ・ルームで伺うことに。

歓迎と祝福のカタ

プライベートな空間で、
すぐお側で、直にお話を伺いました。

写真OKとのこと、太っ腹(笑)

いわく・・・、
人には、行動と言葉と心があって(身口意)、
その中でも大切なのは、心を整えておくこと。
特に「怒り」に心を支配されてしまわないようにすること。

たとえば、自分たち(チベット人)は本国を離れなくてはならなかったけれども、
それに対して、怒りを持続させてはいない。

どうやって、怒りを鎮めるかというと、
それは、相手の環境だったり、時代だったり、がそれをさせているのであって、
相手のせいではない、そう考えたら、怒りの心が収まるでしょう、と・・・

トムト・リンポチェ

わたしたちが仏教をそんなに学んでいないから、
やさしい言葉でお話されているのがわかる。

そして、わたしたちが、言葉がわからないまでも、
リンポチェの表情、声の調子、たたずまいから、
全身全霊で何かを受け取ろうとしているのを、
リンポチェが感じられて、

「日本語って、チベット語と似ているの?
 みんな、話がわかっているみたい」

と、ジョークまで(笑)

リンポチェの言葉を、正確に、
そして、わたしたちがわかるような日常の言葉で翻訳しようと
頭をフル回転させている直子さんにも

「リラックス、リラックス」

と、笑って、腕をぽんぽんと叩いていました。

もーう、なんて素敵♪

何があっても大丈夫

そして、質疑応答の時に、
わたしは、以下の質問をしたのです。

いままで怒りについてお話を伺いましたが、
怒りの底には「恐れ」がある、とわたしは考えています。
たとえば、「年金足りないんじゃない?」とか
「添加物をとったら病氣になるよ」とか
「中国が日本の水源を買い占めている、
 放っておいたら大変なことになる」とか。
そういった「恐れ」を刺激された時、ひとは怒りを感じる。
何か大切なものを失ってしまうかもしれない、と思った時、
それを守ろうとするのが怒りではないのか。
だとしたら、怒りの奥にある恐れと、どうつきあったらいいんでしょうか?

それに対するリンポチェの答えは・・・

トムト・リンポチェ

あなたはいま幸せなんですね。
でも、人生って、幸せな時もあれば、そうじゃない時もある。
そうじゃない時でも、大丈夫。
大丈夫なんだよ。

こうして言葉にしてしまうと、
禅問答のようで、伝わらないけど、

わたしは、「あ、大丈夫なんだ」って思えて、
言葉ではなくて、言葉ではない何かをリンポチェから受け取って、
なんだか涙が出たんだよ。

夕暮れのマクロードガンジ

感動のナムギャル僧院を後にして、
夕暮れのマクロードガンジを、ホテルに帰る。

美しい夕焼け。

天空の宝。

いのり。

晩ごはんには、ツアーのみんなで乾杯して、
幸せな氣持ちでベッドに入りました。

ダラムサラ編(4)「ツクラカン・コンプレックス」に続きます♪

シンギングボウルのふるさとを訪ねて ダラムサラ編
(1)いざ、インドへ!
(2)ダラムサラへの道
(3)リンポチェのお話
(4)ツクラカン・コンプレックス
(5)ここがメンツィーカン!
(6)金の種
(7)チベタン・アート
(8)修行と瞑想とシンギングボウル
(9)苦難の先に
(10)観音さまに呼ばれて
(11)旅の終わりはいつも

シンギングボウルのルーツを訪ねて ネパール編はこちら





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