シンギングボウルのルーツを訪ねて
いよいよ旅も終わりに近づきました。
チベット仏教徒の聖地・ボダナートをふたたび訪ねます。
チベット仏教の寺院でプジャ(儀式)に参拝☆
カギュ派の寺院では毎日15:30からプジャ(供養の儀式)がある、と聞き、
一般参拝できるかな~できたらいいな~、と期待しつつ、
早めにボダナートに到着しましたところ。
手前の寺院(たぶんサキャ派)から、にぎやかな音楽と読経の声が・・・!
プジャやってる~!!!!
しかも、外国人観光客がふつうに参拝してるし、
読経中のお坊さんの顔のすぐ横で、
バズーカみたいなカメラ構えてるし!(ぶったまげ☆)
それでも、お坊さん、全然気にせず、
いや、めっちゃ気になってたのかもしれないけど、
「集中力を切らさない、これも修行・・・!」
とばかりの、よどみない読経(笑)
すごいな~(笑)
シンギングボウルって、当たり前のようですが、
シンギング(singing:歌う)ボウル(bowl:器)なんです。
(「ボール」じゃないのよ、それじゃ「歌う球」になっちゃう・笑)
ボウルのふちをスティックでこすると、
まるでボウルそのものが歌っているような、
その音は、お坊さんたちの読経の声のような、
そんなふうに聴こえます。
日本でも、チベットのお坊さんが読経するのを聴いたことがあるんだけど、
その時はおひとりだったの。
大勢のお坊さんの読経をナマで、
しかもこんな至近距離で聴くのは、はじめて。
早口の低い声が、幾重にも重なって、
耳に心地よく、いつまででも聴いたい感じ^^
いや~、聴けてよかったね~すごい偶然だね~仏さまに呼ばれたね~って(笑)
その後は興奮しながら、街を散策。
ちかこさんに教えていただいたシンギングボウルのお店は
ヨーロッパの方が先生をしていて、
ドレミファソラシドの音階がある(驚)
また、スクールがあると聞いていたシンギングボウル演奏者のお店は
ショップだけの感じでした。
「シンギングボウルとは?」 ・・・ 旅の終わりに
プジャにシンギングボウルが使われることはなくて、
むしろお坊さんたちが瞑想に使うものだと聞いているので、
「シンギングボウルはチベット仏教の法具」と、
正確には言い切れません。
シンギングボウル自体は紀元前からあるものだそうなので、
8世紀に、チベットに仏教が伝わった折、
仏教の様式の中には取り入れられずに、こぼれてしまったのでは?
と考えています。
それでも、歴史のどこかで消滅せずに、現代まで続いているのですから、
やはり何らかの効果や価値、癒しの力があるのでしょう。
1970年代に、ヨーロッパの人たちの間でエヴェレスト登山が流行したことから、
チベットの文化がヨーロッパの人の目に留まり、世界に広がっていく過程で、
西洋のセラピーと結びついたり、
インドのヨガと相性がよかったり、
ヒッピー文化の中に取り入れられたり、
さまざまに展開しているため、
かえって「シンギングボウルとは?」という本質や全体像が見えにくいのかも。
それに加えて、「チベット=神秘的」というイメージがついてまわる上に
日本ではシンギングボウルの情報がとても少なくて・・・
わたしがはじめてシンギングボウルに触れた時も
「シンギングボウルって、つまり、何?」って(笑)
あちこち迷走したものでした(笑)
同じように「知りたい!」と思っている方に
なにか1つでも参考になるような旅行記になっていましたら幸いです^^
答えが見つかるまで、や、見つかっても(笑)
またネパールに行きたいな~♪
長い記事におつきあいくださいまして、
ありがとうございました♪♪
シンギングボウル・インストラクター 奥沢侑生(おくさわゆきお)
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