ツアー一行は、ビルへ向かっているのですが、
実は、この後、大変なことが・・・!
伝統的東洋医学、活躍す
ダラムサラを出発して、ビルへ。
一行はタクシーに分乗して向かっております。
くねくね&がたがた道を、
タクシーはひたすらクラクションを鳴らしながら
2時間くらいぶっ飛ばしております(笑)
はい、車酔いしました!(笑)
このわたしでも、ちょっとやばいな・・・と思ったくらいです。
ディープな車酔いをした方がおふたかた(涙)
真っ青な顔いろで、
休憩のカフェに着いた途端、ぐったり。
この後も同じタクシーで、さらに2時間くらいかかります。
それはつらい、かわいそうだ・・・
というわけで、おせっかいかも、と思いつつ、
シンギングボウルもお灸も水晶かっさもない状態で、
(マクロードガンジで購入したシンギングボウルは
使えるスティック&マレットがない!)
伝統的東洋医学の知識だけを頼りに、
おふたりのケアをしました。

Yさんは、胃の氣持ち悪さが主訴。
胆経の反応点を押すと、
「うわ、なんか、来た・・・!」とのこと。
こめかみまで来ました、ということは、
やっぱり胆経。
Yさん、実は、すごーくお疲れだったの。
すぐに横になって休みたいくらい、バテバテ。
でも、ツアーの旅程もあるし、がんばってついてきてた。
「いまは倒れちゃダメ!」という氣持ちで、
からだの横脇を走る胆経を過剰に使って、
からだを支えていたんだね。
その胆経が「もう無理~」ってなって、
乗り物酔いになっていました。
なので、胆経をケアして、ゆっくり休めば大丈夫。
1時間ほど横になって休んだら、
「ちょっとふわふわするけど、大丈夫です」
ってところまで、回復しました。
よかった!
同じ車酔いでも、原因が違う
もうおひとりのKさんは、
足が冷えて、頭がカッカする、とのこと。
氣逆の症状だけど、原因は胃。
食事がおいしくて食べ過ぎちゃって(笑)
胃が疲れてしまい、まったく動いていない。
胃が壁になって、
上半身と下半身で氣が分断されてしまっている状態。
関元をあたためて、氣を降ろし、
足をマッサージであたため、胃経をケアしました。
20分くらいマッサージしたかな、
氷のようだった左足があたたまってきて、
同時に「なんか、右足もあたたかい感じがします」のとのこと。
眠れそう?と訊いたら、
眠れそうです、とのことだったので、
お部屋を暗くして退散。

「こんなにやさしいマッサージでいいんですね」
「いつももっとぎゅうぎゅうやっています」
とおっしゃっていたけど(笑)
そうなんです、やさしくていいんです(笑)
人間のからだって、「痛い」と感じたら、
もう受け取らないんです。
ぎゅうぎゅうマッサージしてスッキリした感じがするのは、
痛くてアドレナリンが出て、興奮状態になるから。
アドレナリンが収まったら、また症状が出ますよ(笑)
それでは解決にならないしね。
むしろ手のひらのぬくもりを伝えるだけくらいの力で、やさしく流してあげた方が、
脳が「あれ? ここ、何かあるのかな?」と勘違いして(笑)
修正プログラムを発動させます(笑)
シンギングボウルの音(振動)も同じです。
やさしく、やわらかく鳴らした方が、
からだの奥まで届いて、からだの奥から変化していきます。
クライアントさんが安心して、氣持ちよーく寝ちゃうくらい(笑)
やわらかく鳴らすのです。

ともあれ、お役に立ててよかった。
そして、わたしも、手のひらがシンギングボウルのかわりになる!と(笑)
少し自信がつきました(笑)
カギュ派のお寺 シェラブリン寺へ
翌日は、シェラブリン寺へ。
マクロードガンジに比べると、さらに牧歌的な雰囲氣(笑)
お天氣も回復して、心地いい氣候だから、
ますますそう思うのかしら(笑)

シェラブリン寺は、白い仏塔が並ぶ美しいお寺

ご本堂も美しい

ご本堂の扉、華やかでほれぼれしちゃう(笑)
内部は撮影禁止です

ご本殿の横壁なんだけど

このマーク、見つけられる?
カーラチャクラ(金剛時輪)のマークだそうで、千客万来の効果があるとか?

ここでも、野良犬がのんびりお昼寝
このお寺には、ユトク館というミーティング・ルームと、ライブラリーがあって、
ユトクというのは、ユトク・ユンテン・グンポさんのお名前。
一番最初にチベット医学のテキストをまとめ、
四部医典を作った「医聖」と呼ばれる人。
そのライブラリーには、メンツィーカンの人も使っているテキスト(医学や暦法)が収められているとか。

ユトク館
そのためか、このお寺さんには薬草園がある。
「せっけんの木」と言われる無患子(むくろじ)や、
アーユルヴェーダで使うバーベナ、
レモンバームなんかも植えられていました。
昨日のこともあったし(笑)
帰国したら、野草や生薬の勉強もしてみたいな~、なんて(笑)

薬草園を散策

薬草園を見下ろす薬師如来さまの像
右の手のひらが上向きなので「お薬どうぞ」のサイン(笑)

こっちは「オンマニペメフム」、観音さまの真言です

金運とか仕事運とか捕まえたいものはいろいろあるだろうけど、
なにより健康でないと、運氣が来ても捕まえられないし(笑)
人生、楽しめないからね。
五体投地、初体験
シェラブリン寺のご本堂内は撮影禁止なので、
写真はないんだけど、
ここで、直子さんから「五体投地」を教えていただく。
仏教でもっとも丁寧な礼拝の方法の1つ。
まずは、手を合わせる。
チベット式ね、親指を合わせた手の中に入れる。
仏頂、額、喉、胸、と手を合わせたら、
そのまま、床に腹ばいになる。
両手両足と額を地面につけたら、
すばやく起き上がる。
この時、両手を上に向けるのは、韓国式だかで、
チベットでは手のひらは地面に向けておくんだそうです。
そして、地面から悪いものが入ってこないうちに、
すばやく立ち上がるんだとか。
これを3回連続で行ったんだけど、
いやいや、けっこうな運動量ですよ(笑)

チベットの人は、この五体投地をしながら、
お寺のまわりをまわったり(コルラとかコラとか呼ぶ)
カイラス山を何カ月もかけてまわったり、
ラサからカイラス山までやってきたりするらしい。
ご苦労さまです・・・
続いて、ダラムサラ編(10)「観音さまに呼ばれて」です。
旅もおわりに近づいてきました・・・
シンギングボウルのふるさとを訪ねて ダラムサラ編
(1)いざ、インドへ!
(2)ダラムサラへの道
(3)リンポチェのお話
(4)ツクラカン・コンプレックス
(5)ここがメンツィーカン!
(6)金の種
(7)チベタン・アート
(8)修行と瞑想とシンギングボウル
(9)苦難の先に
(10)観音さまに呼ばれて
(11)旅の終わりはいつも
シンギングボウルのルーツを訪ねて ネパール編はこちら

シンギングボウル・インストラクター 奥沢侑生(おくさわゆきお)
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